ふわこさんの、リツイされてた記事と、ふわさんが「これはルヴァオス」的なことをおっしゃっていた事を受けて、ちょっと思いついてTwitterで連投しましたので、こちらに貼っておきます。
ルヴァ様が記憶喪失になり、オスカー様のことだけを、すっかり忘れてしまったという設定です。
Rもあるので、畳みます。
シリアスっぽい書き出しですが、途中からめさコメディですので。
ルヴァ様が「貴方は、、、誰です?」と普通に聞いてくるのに、ズキって傷ついたみたいな顔ほんの一瞬だけして「炎の守護聖、オスカーだ。初めまして、って訳だな」って苦笑するオス様とか可哀想で泣ける。(自分で妄想して自分で絶望
「うーん。なぜ貴方の事だけが思い出せないんでしょう。」ってちょっと考え込むみたいなルヴァ様に、オス様は「意味なんてないだろ。打ち所の問題じゃないか?」と気さくな友人ポジで返事して、ジッと見つめられて、居心地悪くなって「無理に思い出さなくても…」って珍しく目を逸らし言いかかるのに「気になりますよ」と真剣にルヴァ様に言われてまたズキリ。
でも続く言葉は「私はこういう謎解きに燃えるタイプでして」と照れながら笑われて、呆気に取られる一瞬の後、「知ってるさ。」とぶっきらぼうに言って席を立って去るオス様。
友人関係をオス様の鬼の忍耐力でそこそこ深めていく二人。
しかしオス様はこれをキッカケに段々耐えきれなくなってくる。「何故か私の寝室にこんなものがー」と二人愛用のオイルの話をしたり、落とした本を拾ってあげようとして屈み込むオス様の香りに「貴方の香り、何故かとても懐かしくて」と、ちょっと失礼と首元の香りを確かめるように嗅ぐルヴァ様に、「あのなぁっ!!」って突如鬱積した怒りを爆発させるオス様。
胸倉つかんでルヴァ様持ち上げるオス様に「ひやぁぁ!!な、なんですかー!と、突然ー!!」と素っ頓狂な声でその豹変ぶりにびびりまくるルヴァ様に余計に怒髪天を突きぬけ、「俺の事を忘れた?本当か??」と邪悪な気持ちで口を近づけ笑うオス様。
ドッキリドッキリ心臓が爆走、手に汗を握るルヴァ様。そのまま本棚に押し付けられて唇を鬱憤ばらしで思う存分奪うオス様、呆然としてなすがままのルヴァ様。
しかも、キスが終わった後に、顔を真っ赤にして絶句するルヴァ様に、オス様が失笑しようとして、「はー。口づけって初めてですが、何というか、とても気持ちが良いものなのですねー。なるほどー。勉強になります。」と意味不明の感想を漏らすルヴァ様に一瞬、とてつもない可愛さを感じて、オス様絶句、その後毒気を抜かれて「もう知らん!!勝手にしろ!!」とルヴァ様置き去りにするオス様。
暫し余韻に浸ってアレコレ男性の生理現象に関する思索に耽りぼーっとしてるうちに小一時間経過するルヴァ様。「はっ?!しかし、結局彼の謎の行動の意味がわからないままですね。謎です…。」と首を捻りながら、散乱した本を片付けるルヴァ様。
髪の毛両手でぐしゃぐしゃにしながら私邸の自室で「あああ!くそ!!何なんだ!!うぉぉぉぉぉぉ!!!」と謎の呻き声を発するオス様を心底心配する館の者達。
一方ルヴァ様邸では、机の上にポツンと取り残されたオイル。ルヴァ様の知的好奇心が黙っていなくて、それを持ってオリヴィエ様の邸宅へ。「あのー。私が彼の事だけ思い出せない件なのですがね。」とオズオズ切り出すルヴァ様。
ヴィエ様、まあまあお茶でもと用意して飲みかかってたジュースを話を聞いてるうちに盛大に吹き出す。「これが?寝室に??オスカーはそれが何かわかってるそぶりだったって??」と繰り返しながら爆笑して腹筋トレから帰れなくなるヴィエ様。
段々顔を真っ赤にして「な、何がそんなにおかしいのですか!」と一瞬だけちょっと怒って、「人が真剣に相談しているというのに…。全くあなたという人は…」と、呆れ笑いに移行するルヴァ様。
「コホン、い、いやごめん。でも、どっちがどっちなのかとか考え、始め、た、らッッ!!ご、ごめっ!!!」また爆笑するヴィエ様。もう完全に呆れて収まるまで気長に待ちますかーと出された緑茶を啜るルヴァ様。
で、すったもんだの苦労の後、腹筋トレがきつすぎて疲れきった顔でヴィエ様が「まーつまり、アンタとアイツ、懇ろだったって事だねぇ。いや、このオリヴィエが気づかないとは不覚不覚。」とパタパタ手を振る。ルヴァ様が今度は緑茶を盛大に吹き出す。
ルヴァ様の混乱もよそに、「アンタだから聞くけどさぁ。で、どっちがどっちに入れてんの?」ってマジな顔で聞くヴィエ様に盛大にもう一度吹き出すルヴァ様。
「ね?!?!懇ろとは?!?!」「いや、だから、アンタとアイツ、付き合ってるかどうかはともかく、少なくともヤッてはいるわけでしょ?」「や?!?!ヤッ?!?!?!?!?!」「そんなに目を白黒させんでも。ちょっと落ち着いてよ。」
「だって寝室で男2名で口にできない用途でオイル使うってそれくらいしかないもん。しかもオスカー忘れただと?って凄んでキスしてきたんでしょ?そりゃ確定でしょ!オスカーもそんな大切な事忘れられて可哀想に!プライド傷ついてるねぇ、きっと。」とジュルジュルジュースを啜りながら目を伏せて同情顔(ツッコミどころ満載)のヴィエ様にモヤモヤするルヴァ様。
そして「で?どっちがどっち??」と好奇心丸出しの無邪気な笑顔で再度聞くヴィエ様に「し、知るわけないでしょう!!」とルヴァ様珍しく少し大きめの声。
そんで帰り道にトボトボ、たまにオイル瓶見つめてはため息を吐きながら、アレコレ妄想してはブンブンと頭を振るルヴァ様。「いやいや。…しかし何というか、寝室にオイルが置きっ放しという事は、はっ?!定期的に?!?!…!!!!いやいや。」と盛大な独り言。
「しかし、今まで機会はなかったものの、機会があるならば是非体験してみたいものです。いやしかしそのような気持ちは不誠実というもの、いやしかしオスカーならば或いはそのような事も、それも失礼のような、うーん。」
「あーーーー!気になりますー!!」と気になるところ間違ってるルヴァ様。家にたどり着く前に王立研究院で鬼みたいに仕事没頭して帰るとこのオス様にバッタリ。一瞬無表情で見つめ合う二人。
オス様が「もういい。忘れろ。俺も忘れる。」と無表情のまま言うのに、「いや実は私の方が気になってしまって。主に快感の内容が。」と突然だったので、無表情のまま、思ったままを口走ってしまうルヴァ様。
一瞬の間、その後、じわじわ赤くなるルヴァ様に、「アンタはそういう奴だよな。よく知ってる。」と肩をすくめるオス様。それから偽悪的な顔で「試すか?」と外でする話じゃない話をする二人。真っ赤になったまま、コクリと頷くルヴァ様。オス様は実はルヴァ様を既に大好きなので、「また身体の興味からかよ」と内心で毒ずくけど、二人で揃ってルヴァ様邸へ。
寝室に移動するなり猛然とルヴァ様に襲いかかるオス様。「あ!あ!あの!!ちょ!!」と悲鳴を上げながらも襲われるルヴァ様。オイル口で開けて、右手オイルまみれにして、ルヴァ様雄身を性急に立ち上げて、押し倒し、いきなり乗っかろうとするオス様を下から見上げてゴクリなルヴァ様。
「は、くッ…」って苦悶の表情のオス様が「は、やっぱり、いきなり、だとキツイな。」と言いながら全部無理やり収めて、「まだ思い出せないって?」とまた嗤い、「嫌でも思い出すさ」って動き始める。ルヴァ様なされるがままなんだけど、本能のままに段々動き始めてめっちゃ激しくいつも通りのフィニッシュ。
すっかりツヤツヤになったルヴァ様が、終わってニコニコしながら、オス様の髪を今までのように触るので、「やっと思い出したか。ったく。」と無茶がたたってグッタリするオス様。
それにルヴァ様が「いえ。ただとても気持ちが良かったです。やはり実体験は違いますね。あの、少し試してみたい事があるのですが、もう一度良いですか?」って聞かれて、精神的にもグッタリして「あー、アンタはそういうやつだよ。」と惚れた者の弱みで「好きにしてくれ」と小さくうつ伏せに寝たまま手を上げるオス様。
数週間そのまますぎて、オス様が、もう思い出さなくても思い出してもどうでもいいかと思い始めたところで、ある体位を試してる最中、暴発直前で「あ!あーーーーー!!!思い出しました!!もしかして、この体位は正真正銘始めてですね?!?!」ってルヴァ様が記憶を取り戻して、入ってるままルヴァ様をオス様が思いっきり殴る。
そんなラブコメが読みたいです。完