コンサート会場付近の相沢兄弟



コンサート会場付近の安ホテルで。
黄色、備え付けの天板の狭いデスクにつけられた椅子に、後ろ前に座りながら手帳を眺めている。
青色、メイキングされたベッドの上に服のまま仰向けに寝転んで、腕で顔を隠したようなポーズ。


黄「(ボールペンをくわえながら)うーん・・・スケジュール詰めすぎたかなぁ・・・今月はともかく、来月きっついなぁ・・・。あ!!見てよコレ!今日は良い兄さんの日だってさ。(と、くわえていたボールペンをとって、日付の下にプリントされたコメントをペン先で叩いて、ベッドの上で服のまま寝転んでいる青に示す。)」

青「・・・・。」

黄「聞いてる?兄さん??(片眉を上げて)」

青「・・・・。」

黄「(立ち上がって、ベッドに寝転んでいる青の顔の前に腰を下ろす)ちょっと!!」

青「!?(びく、と身体が揺れる)」

黄「寝てた?それとも脳内リハ?僕の話聞いてた?(ベッドに手をついて、上から顔を覗き込むように)」

青「ぼーっとしてた。聞くから。で、なんだ?(顔隠したまま)」

黄「今日は良い兄さんの日なんだって。何か僕に良い事してよ、兄さん。」

青「良い事?そういう日なら、お前が俺に何かしてくれるんじゃないのか?(腕をちょっとだけずらして、じっと見上げる)」

黄「・・・(ジワジワ赤面)。」

青「で?何をしてくれるんだ??(面倒くさそうに身体を起こして、黄の目にかかるような前髪をぞんざいな手つきで掻きあげてやる。)」

黄「・・・。(ちょっと眉間に皺寄せて、困ったように、兄を眺めるが、一瞬の後、ほとんど睨むようにして。)」

青「(突然抱きつかれて、勢いで後ろに引き倒される)いてっ!!・・・何す・・・。」

黄「(無言で抱きしめる腕に力を込める)」

青「おい?聯?(声を書けても無言で、ひたすらひっついて離れない弟に、諦めたように脱力)」

黄「(ぼそっと)ずっと一緒にいる。」

青「そんなにひっついてちゃ、聞こえないぞ。」

黄「いいんだ。僕は、いっつも兄さんに良い事いっぱいしてあげてるから。だから、今日は、僕の好きにする。」

青「・・・。」

黄「いーんだ。」

青「分かった、分かった。好きにしろ。(ぽんぽん、と自分の胸の辺りにある黄の頭を上から叩く)」

黄「(胸に顔埋めたまま、目を細める。)」


終。
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